16日に開幕した「太平洋・島サミット」は最終日の18日、東京都内のホテルで首脳会合が開かれていて、共同議長を務める岸田総理大臣のほか、南太平洋の18の国と地域の首脳らが出席しています。

岸田総理大臣は冒頭「気候変動などの喫緊の課題への対応は待ったなしだ。日本は長年培ってきた『キズナ』を土台に共通の課題に取り組む。太平洋島しょ国との関係をさらなる高みに引き上げ、未来に向け、ともに歩む決意を新たにしたい」と述べました。

首脳会合は午後2時ごろまで開かれる予定で、気候変動や海洋の安全といった共通の課題や、国際情勢について討議が行われます。

また、岸田総理大臣は、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出の安全性を説明し、改めて理解を求めたい考えです。

会合の成果は首脳宣言として発表され、海洋進出の動きを強める中国なども念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の重要性などが盛り込まれる見通しです。

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