衆院憲法審査会で発言する立憲民主党の逢坂誠二野党筆頭幹事=18日午前、国会(春名中撮影)

日本維新の会の三木圭恵衆院議員が18日の衆院憲法審査会で、立憲民主党の逢坂誠二氏に対して「野党筆頭幹事」を名乗るなと要求する場面があった。維新や国民民主党などの野党が立民とは対照的に、改憲論議に積極的であることが背景にある。

この日の憲法審では逢坂氏が野党筆頭幹事として、与党筆頭幹事を務める自民党の中谷元氏と運営などについて協議していく考えを示した。

これに三木氏が「野党の筆頭幹事だという言い方は今後、しないでいただきたい。(立民と護憲を掲げる共産党を合わせた)『立憲共産党』の意見だけを反映した野党幹事ということだ」と指摘すると、逢坂氏は「失礼だ!」と激高。逢坂氏は憲法審終了後、記者団に「失礼な話だと思うので『失礼だ』と言わせていただいた」と述べた。

維新では馬場伸幸代表も4日の衆院憲法審後、記者団に「立民が野党を代表しているという立場にはない。その辺はよくわきまえてやっていただかないと(いけない)」と語るなど立民との溝が浮き彫りとなっている。

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