18日午前、“政治とカネの問題”をめぐり、自民党の国会議員に捜査のメスが入りました。
18日、東京地検特捜部は自民党・堀井学衆院議員の東京にある議員宿舎や北海道・登別市にある地元事務所に強制捜査に入りました。
堀井議員は秘書などに指示し、選挙区である北海道9区の有権者に自分の名前が書かれた香典を渡した疑いが持たれています。
さらに、枕花も送った疑いもあり、こうした違法な寄付の総額は数十万円にのぼるとみられています。
堀井議員は、スピードスケートの元日本代表選手で、1994年のリレハンメルオリンピックで銅メダルを獲得。
その後、地元・北海道から出馬し、2012年の衆議院選で初当選を果たします。
初当選時の堀井学衆院議員(2012年):
自民党の議員でありますから、党の行動をしっかり取り組むということと、党の公約に沿って取り組むことと、自分としては地方の活性化ということを、しっかり国に対して訴えてまいりたいと思います。
その後も当選を重ね2年前には、イメージチェンジ。
堀井学衆院議員(2022年4月):
50歳にもなりましたから、自分の雰囲気を変えたりイメージを変えたり、スキンヘッドだとどうしても怖い怖いって。周り歩いていてもそうですし、人の対応も、なんとなくスキンヘッドは冷たいですし、それを変えたいなとずっと前から思っていたんです。でも“二頭流”ですから。
選手時代からのトレードマークのスキンヘッドから印象を変えるため、かつらをかぶることを公表。
内閣府副大臣なども務めました。
しかし、自民党派閥の政治資金パーティーいわゆる“裏金問題”で副大臣を辞任。
当時、安倍派に所属していた堀井議員は過去5年間で、約2200万円を裏金として受け取っていました。
堀井学衆議院議員(2024年1月):
不記載となっていた総合計は、2196万円となります。誠に申し訳ございませんでした。議員辞職は考えておりません、離党も考えておりません。
堀井議員は裏金事件の責任を取り、次の衆院選には出馬しないと表明していました。
そして18日、東京地検の強制捜査を受けたことから、自民党に離党届を提出し、受理されました。
堀井議員の離党について茂木幹事長は「極めて遺憾だ、しっかり説明責任を果たしてもらいたい」とコメントしています。
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