秋田県横手市が18日、秋田空港の利用者を送迎するサービスを始めた。運転手と添乗員は市の職員。県内の市町村では初めての取り組みで、誘客に期待がかかる。
秋田市の秋田空港に伊丹空港からの便が降り立った。ロビーに姿を見せた利用者を横手市の職員が出迎えた。
横手市が秋田空港の利用者を送迎するサービス、その名も「よこてWARP(ワープ)」が18日から始まった。記念すべき第一便には、大阪便をビジネス目的で利用した3人が乗り込んだ。
よこてWARPは、秋田空港とJR横手駅西口、秋田ふるさと村を結び、1日に2往復する。料金は1回300円。運転手と添乗員は市の職員が務める。
出発から1時間余りで秋田ふるさと村に到着。高橋大市長が出迎え、いぶりがっこや市内でとれたリンゴを使ったジュースなどを贈り、利用者を歓迎した。
京都から訪れたビジネス客は「楽ちんだった。時間も短く短縮されて、良い乗り物で、ぜひ使っていきたい」「空港から横手まですごく近く感じるようになる。これだけ便利だと、今度は仕事ではなく、観光するときに利用したいという気持ちになる」と話した。
自治体による空港送迎サービスは、県内の市町村では初めての取り組みだ。
横手市観光おもてなし課・鈴木崇仁主査:
「空港を降りたらすぐ横手に来れるというイメージを広げて、誘客をどんどん進めていきたい」
なお、よこてWARPを利用した際のレシートを見せると、かまくら館など市内4つの施設を無料で利用することができる。
利用は完全予約制で、利用する日の60日前から4日前まで、電話またはインターネットで受け付けている。
※高橋大市長の「高」は「はしご高」
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