木原防衛相は、海上自衛隊での潜水手当の不正受給をめぐり、逮捕者がいたにもかかわらず、公表していなかったことを明らかにし、謝罪しました。

木原防衛相は19日午前の会見で、潜水手当の不正受給をめぐり、元自衛隊員の4人が2023年11月に警務隊に逮捕され、その後、不起訴となっていたことを明らかにしました。

木原防衛相は「国民の皆さまに対して、適切な情報発信ができていなかったことにつきまして、防衛大臣としては深くおわび申し上げる」と謝罪しました。

防衛省は先週、潜水手当の不正受給をめぐり処分内容を公表しましたが、当時、逮捕者については公表していませんでした。

木原防衛相は逮捕について、報告を受けたのは18日夜だと説明した上で、「私は引き続き、防衛省・自衛隊の体質改善、隊員一人一人の意識改革は、これからやらなければいけない」と述べ、大臣の辞任は考えていない姿勢を示しました。

また不正受給の総額についても、先週の公表の4300万円余りより1000万円多い、約5300万円に上ることを明らかにしました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。