静岡県の川勝平太 知事の辞職に伴う県知事選挙をめぐり、自民党県連は18日、元総務官僚の大村慎一 氏に対する推薦を内定しました。4月22日の総務会で正式決定する見通しです。

5月26日に行われる知事選には、これまでに元総務官僚・大村慎一 氏(60)と浜松市の前の市長・鈴木康友 氏(66)の2人が立候補を表明していて、いずれも自民党に推薦願を提出しています。

こうした中、自民党県連では18日、県議による総会を開き、対応を役員に一任する方針を確認すると、続く役員会で大村さんの推薦内定が決まりました。

地域を問わず広い視点を持っている点や県政の再構築に向け強い意気込みを持っている点を評価したということで、22日に開かれる県連の総務会を経て正式に決定する予定です。

自民党県連・城内実 会長:
これまでの対立・分断から対話を通じて建設的に課題をスピード感を持って早く解決していくという部分の力強さを感じたという報告を受けた


大村慎一 氏:
きょう自民党県連から推薦(内定)をもらえたことは大変うれしく心強く思っている。私の県政立て直しへの思いや理念が理解されたのだと思っている

知事選をめぐっては国民民主党県連が17日に鈴木氏への推薦を決めたほか、立憲民主党県連も鈴木氏を支援する考えを固めていて、与野党対決の様相を呈しています。

与野党対決の様相

大村氏を自民党県連が支援、鈴木氏を国民民主党県連や連合静岡などが支援するということで与野党対決の様相となってきました。

一方、それぞれの議員が組織の決定通り応援するかどうかは不透明です。

知事選は5月9日告示、26日に投開票されます。

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