海上保安庁がICPO(国際刑事警察機構)を通じて国際手配していた反捕鯨団体「シーシェパード」の創設者が北欧のグリーンランドで拘束されたことを受け、林官房長官は23日、「海保と関係省庁と協議しながら適切に対応していく」と述べた。

デンマーク自治領であるグリーンランドの警察は2010年に日本の調査捕鯨を妨害した容疑で国際手配されていた「シー・シェパード」の創設者、ポール・ワトソンワトソン容疑者を21日に拘束した。

林長官は、23日午後の記者会見で、「捜査を行っている海上保安庁において、関係省庁と協議しながら適切に対応していく」と述べた。

グリーンランドの裁判所は、8月15日までワトソン容疑者の身柄を拘束する判断を下していて、その間、日本への身柄の引き渡しについて協議されるとみられる。

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