県が開学を目指している県立大学の設置場所について、山口知事は佐賀市の佐賀総合庁舎の敷地内とすることを発表しました。

【山口知事】
「設置場所につきましては、佐賀市八丁畷町にあります佐賀総合庁舎の敷地内としたいと思います」

山口知事は23日午後、臨時の会見を開き、県が2028年度の開学を目指している県立大学の設置場所について佐賀市八丁畷町の佐賀総合庁舎の敷地内と発表しました。
現在、佐賀県税事務所や中部農林事務所などが入る本館を改修したうえで、敷地内に新たな建物を建てる方針です。

【川浪記者】
「県立大学の設置予定地、佐賀総合庁舎は国道沿いにあり、JR佐賀駅から北に歩いて20分ほどの場所にあります」

県はこれまで県立大学の施設についてコンパクトなキャンパスにし、既存の建物や近隣の施設を活用する考えを示していました。
設置場所となる佐賀総合庁舎は近くにSAGAサンライズパークなどの県の施設や大学、それに大型商業施設などもあり、行事での活用や他大学との連携なども期待されています。

山口知事はこの地を選んだ経緯について「6月末に佐賀市から周辺環境の整備や場所についての提案をいただき、意見を交わす中で佐賀市に設置するイメージが大きくなってきた」と話しています。

一方、坂井市長は23日夕方、県立大学が佐賀市に設置されることについて次のように述べました。

【坂井英隆佐賀市長】
「佐賀市としてもまちづくりの上で非常に大事だと思っている南北軸、サンライズパーク、佐賀駅、佐賀城公園、こうした南北軸の発展にもつながる大変魅力的な案だと思いますので我々としても嬉しく思っている」

県は7月内中にも佐賀市と進出協定を結ぶことにしています。

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