立憲民主党の枝野幸男前代表は25日、国会内で党所属の地方議員有志との会合に出席し、党勢拡大や政策のあり方などについて意見交換した。地方議員からは党代表選への出馬を期待する声が出たが、枝野氏は「熟慮している」として明言を避けた。
会合は枝野氏との意見交換の場として、冒頭以外は非公開で開催された。出席者によると、地方議員から枝野氏に対し「非自民勢力が苦しい時に真ん中に立って責任を背負ってきた」「いざ代表選となれば、しっかり先頭に立ってほしい」などの意見が出た。
枝野氏は「大きな期待を持っていただいていることは感謝したい」などと答えたが、代表選については「今、いろいろと熟慮している」と述べるにとどめた。
また、枝野氏は党の現状について「チャンスでもありピンチでもある。みなさんの期待に応えるためには我が党らしさが大事だが、政権を取るためには広く包摂できることも必要。両立させることが大事だ」との認識を示したという。
9月30日の泉健太代表の任期満了に伴う代表選は9月中に実施され、泉氏や枝野氏の出馬が取り沙汰されているが、正式な出馬表明はない。【田辺佑介】
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