岸田文雄首相は26日、政府が進める子ども政策について「検証、評価に子ども・若者に参画してもらいたい」と述べた。視察先の東京都町田市で記者団に答えた。
首相は同市の子育て支援施設「子どもセンターまあち」を訪問した。同施設は9〜18歳の利用者で構成する「子ども委員会」が運営に携わる。首相は「子ども・若者の意見に真摯に耳を傾け、政策に反映させることの重要性を感じた」と語った。
検証、評価に加わってもらう具体的な方法について、加藤鮎子こども政策担当相に検討を指示した。
首相は同市の小学校も訪れた。NPO法人が運営するデイサービス「DAYS BLG!」を利用する認知症の高齢者による、子どもたちへの絵本読み聞かせを見学した。「認知症になっても働き続けたい、地域に貢献したいという希望をかなえる取り組みを全国にしっかりと広げていくことが不可欠だ」と話した。
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