国内最大規模の食品公害カネミ油症をめぐり、患者の健康状態を調べる検診が行われています。

検診はカネミ油症患者の健康状態を確認することなどを目的に、国から委託を受けた県が毎年夏に行っています。

カネミ油症は1968年にカネミ倉庫が製造したダイオキシンなどが含まれた米ぬか油により引き起こされた大規模な食品公害です。

7月11日には五島市玉之浦町の診療所で検診が始まり、朝から約30人の患者が訪れ、血液など18項目を検査しました。

認定患者(80代)
「最初はわからなかった、カネミ油症がどういうものか」「やっぱり(検診は)続けてもらわないと」「何にしても病気が怖い、病院には行かなくても検診で大体わかる」

県によりますと、今年3月末までに県内で999人が患者として認定されています。

県内の検診は8月まで五島と長崎で行われています。

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