防衛省・自衛隊では、国の安全保障に関わる「特定秘密」の情報や潜水手当の受給などをめぐり違反や不正があったほか、手当を不正受給した元隊員4人が逮捕されていた事実が木原防衛大臣に報告されていなかったことが明らかになっています。
また、沖縄でのアメリカ軍兵士による性暴力事件では、政府側から沖縄県側に情報が伝えられていなかったことに、地元から反発の声があがっています。
これらを受けて与野党は29日、衆議院安全保障委員会の理事懇談会を開き、30日午前、木原防衛大臣と上川外務大臣に出席を求めて閉会中審査を開催することで合意しました。
野党側は、相次ぐ不祥事に対する木原大臣の責任を問うほか、沖縄の事件をめぐる政府の対応は不適切だったとして、上川大臣にただすことにしています。
参議院外交防衛委員会も30日午後、閉会中審査を開くことにしています。
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