立憲民主党の泉代表は29日、記者団の取材に対し、旧民主党政権について「『脱官僚』が強すぎて役所との意思疎通がおろそかになってしまった」と反省し、「活官僚」の政権運営を打ち出した。
泉氏は、党の政策決定機関「次の内閣」の勉強会の後、記者団の取材に応じ、「政策の実現は政権交代。野党のままでは政策を実現できない」と述べ、改めて政権交代への意欲を示した。
また、勉強会で講師を務めた片山善博元鳥取県知事(旧民主党政権で総務相歴任)が、「民主党政権の時の反省をしっかり生かして、新しい政権をつくってほしい」と話したことを紹介。
泉氏は、旧民主党政権について「『脱官僚』が強すぎて、役所との意思疎通がおろそかになってしまった反省があった」として、「『脱官僚』から『活官僚』。生かす(=活かす)という観点で政権を担っていかなければならない」と述べた。
29日は泉氏の50歳の誕生日だが、記者団から所感を問われると、「とにかく政権交代に向けて、党代表としての責任は重大だと思っている。候補者擁立と政策づくりにまい進していきたい」と語った。
一方、9月に行われる党代表選に立候補するかについては明言を避けた。
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