大阪府議会の補欠選挙(河内長野市選挙区)の投開票が28日行われ、諸派の新人が初当選し、大阪維新の会の新人が敗れました。

吉村洋文知事の出身地でもある河内長野市では、先月告示された市長選挙では自民党の元大阪府議が無投票で当選し、候補者擁立を断念した維新は「不戦敗」となっていました。

■吉村代表の出身地で維新が2敗

28日に投開票が行われた大阪府議会の補欠選挙(河内長野市)は、元市議2人の争いとなりました。
開票結果は以下の通りです。

〇かわちながの未来プロジェクト

道端俊彦氏 1万1136票

〇大阪維新の会

西田善延氏 7199票 

投票率:21.97%

府議会の補欠選挙は、先月告示された河内長野市長選挙に、自民党の西野修平元府議が立候補し、失職したことで実施されました。

維新は、自民系の首長による市政が続く河内長野市の市長選挙で、当初候補者の擁立を模索したものの断念し、西野元府議に無投票当選を許し、事実上の「不戦敗」。

今回の府議補選では、維新の公認候補である西田氏が、自民系の西野市長が支援する道端氏に敗れた形で、今月上旬に行われた河内長野市議会の補欠選挙では勝利したものの、大阪維新の会代表、吉村知事の出身地である河内長野で2敗したことになります。

■「我々の力不足」と吉村代表

新型コロナ感染で、今回の補選の応援演説を取りやめた吉村代表は29日、自身のXで、「候補者本人は頑張りましたが、我々の力不足でした。応援頂いた皆様、ありがとうございました。結果を真摯に受け止め、頑張っていきます」と投稿しました。

また、大阪維新の会の横山英幸幹事長は30日、記者団に対し「厳しい結果になり、力のなさをお詫びしたい。選挙は風頼みではなく、日々の活動をいかに広げていくかの繰り返し。今一度全員で覚悟を新たにして進めていきたい」と述べました。

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