岸田文雄首相は19日、来日中のトーマスグリーンフィールド米国連大使と官邸で会談した。北朝鮮に対する国連安全保障理事会制裁決議の完全履行に向けて引き続き緊密に連携することで一致。日本人拉致問題や核・ミサイル開発への対応で協力する方針も確認した。
首相は「世界を分断や対立ではなく協調に導くため、日米のリーダーシップが今ほど重要な時はない」と強調。トーマスグリーンフィールド氏は国連の場を含め、日米や日米韓3カ国の協力を深めたいと応じた。両氏は中東情勢や安保理改革を巡っても意見交換した。
トーマスグリーンフィールド氏は18日に拉致被害者横田めぐみさんの母早紀江さんらと面会した。（共同）
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