東南アジアを歴訪中の自民党の茂木幹事長はフィリンピンのマルコス大統領と会談し、安全保障や経済など幅広い分野での協力をより一層、強化していく方針で一致しました。

自民党 茂木幹事長
「二国間にとどまらないASEAN(東南アジア諸国連合)諸国を巻き込んだ関係、こういった意味でのですね、重層的な関係を作っていくという。こういうことで意見が一致したことが一番印象的でした」

 会談で茂木幹事長は海上自衛隊とフィリピン軍の合同演習など「様々な分野で協力が具体化していることは大変、好ましい」と強調しました。

 また、中国が南シナ海などで一方的な現状変更に向けた取り組みを強めているとの認識を共有しました。

 茂木幹事長はフィリピン側の対応を「注意深く冷静に対応している」と評価したうえで、「中国とも対話を通じて様々な懸念を伝え、変容を促していくことが重要だ」と伝えたということです。

 茂木幹事長はインドネシア、シンガポール、タイ、フィリピンのASEAN諸国を訪問中で、9月の総裁選を見据えて外交力をアピールする狙いもありそうです。

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