去年11月から吉野ヶ里町の目達原駐屯地に置かれている陸上自衛隊のオスプレイが約5カ月ぶりに飛行を再開しました。4月下旬には千葉県の木更津駐屯地へ戻る計画です。
【リポート・橋爪和泉】
「午前10時半です。いまゆっくりと…オスプレイが独特の低音を響かせて飛び立ちました」
飛行を再開したのは目達原駐屯地に駐機しているオスプレイ1機です。
19日は滑走路から駐屯地の上空へ飛び立つと吉野ヶ里町などを回り、約1時間飛行しました。
県内でオスプレイが飛行するのは約5カ月ぶりです。
オスプレイをめぐっては、去年11月、鹿児島県の屋久島沖でアメリカ軍の機体が墜落した事故を受け、陸上自衛隊の機体も飛行を中止していましたが、3月、千葉県の木更津駐屯地で飛行を再開しています。
目達原駐屯地に駐機しているオスプレイは去年11月に木更津駐屯地から飛来したもので、県内で初の飛行訓練を行った後、事故を受けて留め置かれたままとなっていました。
九州防衛局によりますと、機体の整備の効率化のため20日、熊本県の高遊原分屯地に移動し、4月下旬に木更津駐屯地へ戻る計画だということです。
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