認知症の人へのケア技法である「ユマニチュード」について研究成果などを発表する学会が9月に福岡市との共催で開かれることになりました。

自治体との共催は初めてだということです。

ユマニチュードは認知症の人とコミュニケーションを行うケア技法で、フランスで生まれました。

福岡市は誰もが心身ともに健康で自分らしく活躍できる「福岡100」プロジェクトの一環としてユマニチュードの普及を進めていることから、日本ユマニチュード学会が福岡市と共催して開かれることになりました。

学会は今回が6回目で、市によりますと自治体と共催するのは初めてだということです。

日程は9月28日と29日の2日間で、期間中、作家の帚木蓬生さんなどによる記念講演会やユマニチュードの考案者であるイヴ・ジネストさんによる市民向けの公開講座が開かれるほか、小学生や市民を対象にした講座も開催される予定です。

福岡市の高島市長は「2060年には高齢者の5.6人に1人、17.7パーセントが認知症になるという推計がある。誰でも学んで誰でも実践できる技法なので、多くの市民に知ってほしい」と参加を呼びかけていました。

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