「現場での改善が見られない」として、盛土規制法に基づく福島県内初の行政代執行が行われることになった。
福島県西郷村真船の住宅近くに造成されている盛り土・盛土をめぐる問題。
福島県は土砂の流出などによる災害の危険性があるとして、盛土を造成した埼玉県の男性2人に盛土規制法に基づく改善命令を出していた。
しかし、現場での改善はみられず「災害防止の措置を講ずる見込みがない」と判断。男性に代わり、県が盛土の一部を撤去する「行政代執行」を行うことを8月6日決定した。
盛土規制法に基づく行政代執行は福島県内で初めてで、8月21日ごろを目途に現場改善のための工事を契約し、対応を急ぐ方針。
福島県は、「人命を優先し安全の確保を急ぐとともに、盛土を造成した男性の刑事告発も検討する」としている。
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