沖縄県宜野湾市の松川正則市長の死去に伴う9月1日告示、同8日投開票の市長選に向けて、松川氏の後継候補として保守系市議などが擁立する元市長の佐喜真淳氏(59)が7日、同市内で会見を開き、立候補を正式表明した。佐喜真氏は「松川市政の流れを止めてはならない」と述べ、市政継続をアピールした。

 佐喜真氏は選挙戦で掲げる政策は今後、発表するとした上で「松川市政が取り組んでいる女性や子育て、高齢者の支援など3つの柱を引き継ぐ」と強調した。 

 米軍普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還と跡地利用計画に関しても、松川氏の方針を「前面に打ち出す」と強調。普天間の移設完了を待たずに所属機を段階的に移駐するほか、政府に返還期日を明確化させることで跡地利用開発を推進させる考えを示した。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点を持っていたとされる問題については「関係は一切断ち切っている。透明性を持って活動する」と答えた。

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