静岡県知事選への立候補の意向を固めた大村慎一氏

静岡県の川勝平太知事の辞意表明に伴う知事選に、同県副知事を務めた大村慎一氏(60)が8日、正式に出馬を表明した。県庁前で報道陣の取材に応じ、「県民一人ひとりの力をもらって県政を立て直したい」と話した。出馬表明は大村氏が初めて。

大村氏は1987年に自治省(現総務省)に入り、県副知事には2010年から2年就いた。23年7月に総務省を退職し、現在は静岡産業大学総合研究所で客員研究員を務める。県内財界からの要請も出馬を決めた要因だとした。

大村氏は出馬表明の後、自民党静岡県連会長の城内実衆院議員のもとを訪れた。城内氏は挨拶後の取材で、大村氏から口頭で支援要請を受けたと明かした。「政策や理念、熱意、人柄を議論して誰に(支援を)するか決めていく」(城内氏)と述べるにとどめた。

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