斎藤健経済産業相は15日の閣議後の記者会見で、9月に予定される自民党総裁選について、周囲から出馬を求める声が数多く寄せられているとして「そういう声を真剣にお聞きしていかなくてはいけないのかなと思い始めている」と述べ、立候補に意欲を示した。
岸田文雄首相は14日、次期総裁選に立候補しないことを表明した。斎藤氏は自身の出馬の意向を問われ「昨日から今朝にかけ、私のところに『総裁選に出るべきだ。出てほしい、あなたしかいない』みたいな連絡が数多く寄せられた」と明かした。
その上で「それらの声は、切実な思いのもとで発せられているなあと感じるところがある。今は、そういう声を真剣にお聞きしていかなくてはいけないのかなと思い始めているところだ」と語った。
斎藤氏は、7月12日の会見で次期総裁選への出馬意向を問われた際は「今、私は岸田内閣の閣僚として、転換期にある経済産業政策に全力で取り組んでいるところで、全く頭の中にないことを質問されても答えようがない」と答えていた。【町野幸】
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