兵庫県の斎藤元彦知事によるパワーハラスメントなどの疑惑が文書で告発された問題で、県議会調査特別委員会(百条委)が実施した職員アンケートについて議会事務局は15日、6711件の回答があったと発表した。対象の約9700人のうち約7割が期間内(15日間)に回答し、職員の問題意識の高さをうかがわせた。
「知事のパワハラを経験したことはあるか」「知事が贈答品を受け取っていることを目撃したことがあるか」など7項目について、7月31日からインターネットと郵送で受け付け、集計は外部機関に委託した。次回23日の百条委で5日までの回答(約4500件)の中間報告の取り扱いについて協議。30日は斎藤知事らが証人尋問に応じる予定だ。
百条委の奥谷謙一委員長は「アンケートの中身を読み込み、新たなパワハラ事案や証人出頭していただく職員を精査したい」としている。アンケの最終報告は9月13日をめどにまとめる。【中尾卓英、山田麻未】
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