中央官庁を支えるキャリア官僚のなり手不足が問題になっています。「ブラック霞が関」と呼ばれる給与体系や働き方が背景にあるといわれます。どう改善すべきなのでしょうか。24年度の人事院勧告をもとに施策の実効性を探りました。
(1)公務員給与、キャリア通して民より安く
経済官庁の30歳代職員は10年前を思い出す。キャリア官僚と呼ばれる国家公務員総合職と新人から高給をもらえる外資系運用会社で大学卒業後の進路を悩んでいた。…記事を読む
(2)公務員ジョブ型、年功序列が壁
霞が関の働き方改革のヒントになる経歴を持つ省庁幹部がいる。金融庁の堀本善雄政策立案総括審議官は1990年に大蔵省(現財務省)に入り、2008〜13年に金融機関向けコンサルティング会社に勤めた後、再び同庁に戻った。…記事を読む
(3)「不夜城」霞が関、平均終業0時48分
中央省庁に入省して2年目の20代男性職員は通常国会後半の4〜6月の勤務記録をパソコンで見ながら苦笑いした。「終業と始業の間隔がとれない。一番ひどかったときは朝4時半に仕事を終えて帰宅し9時半に登庁した」とこぼす。…記事を読む
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