衆議院・静岡1区選出の上川陽子 外相は8月19日、インド訪問に向けた出発を前に羽田空港で取材に応じ、9月に行われる自民党の総裁選について「立候補の準備をしている」と述べました。
この中で、上川外相は「このような状況の中で、それぞれが描く自民党の在り方、それぞれが描く日本の未来について議論することは大変重要であり、意義あることと考えている」と強調し、同僚議員に支援を呼びかける中で「『応援する』『初の(女性)総裁になって』と大変多くの人から励ましをもらい手応えを感じている」と話しました。
一方で、推薦人確保の目途を問われると「これまで縁のあったひとりひとりとしっかり対話しながら、私の思いを伝えていく一心でいま頑張っている。ひとりひとりの支援というところの精力を全面的に傾けている」と言及を避けています。
上川外相は8月5日に静岡市で行われた国政報告会で、地元で行われた祭りに参加した際に有権者から「上を目指してね」と声を掛けられたエピソードを披露しながらも総裁選について踏み込んだ発言は避けていましたが、岸田総理が立候補しない考えを表明したことを受け、15日には「何をすべきか熟慮をした上で、決断し、行動に移していく覚悟」と述べ、17日には自身のSNSに「岸田総理に私の決意をお伝えしてまいりました」と記し、支持・支援の拡大に向けて同僚議員に電話を掛けていることを明らかにしていました。
自民党の総裁選は11人が立候補に意欲を示すなど混戦模様となっています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。