自民党の小林鷹之前経済安全保障担当相は19日、国会内で記者会見し、9月に予定される党総裁選への出馬を表明した。10人以上が出馬に意欲を示し、乱立模様となっている総裁選で最初の表明となった。
小林氏は、「党の刷新」を求める当選4回以下の若手・中堅議員が派閥横断的に支持するほか、所属する二階派や安倍派、麻生派の一部が支援する動きをみせている。他候補に先んじて出馬表明をすることで、実質的な活動期間を長く確保し、課題の知名度不足を克服したい考えだ。
小林氏は東大法学部卒で、大蔵省(現財務省)を経て2012年衆院選で初当選。現在4期目。21年に岸田文雄内閣で初代・経済安保担当相として初入閣した。【野間口陽】
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