岸田総理大臣の後任を選ぶ総裁選挙について、自民党は20日に総裁選挙管理委員会を開き、来月12日告示、27日投開票の日程を正式に決める予定です。

今の規程が設けられた1995年以降、告示日から投開票日までの期間は最も長くなり、十分な選挙期間を設けることで信頼の回復につなげたいねらいがあるものとみられます。

こうした中、衆議院・当選4回の小林鷹之氏が19日、記者会見し「自民党は生まれ変われることを証明したい」と述べ、立候補を表明しました。立候補の表明は小林氏が初めてです。

また、石破元幹事長も推薦人20人の確保にめどが立ったとして、今週中に立候補を表明する方向で調整しています。

さらに、河野デジタル大臣は、自身に近い議員らと公約の準備や立候補表明の時期について協議を続けていて、来週にも記者会見で表明する案が出ています。

総裁選挙ではこれに加えて、加藤元官房長官、上川外務大臣、小泉進次郎氏、齋藤経済産業大臣、高市経済安全保障担当大臣、野田聖子氏、林官房長官、茂木幹事長の名前が挙がっています。

10人を超える名前が挙がるのは異例の展開で、選挙日程の決定を踏まえ、推薦人の確保や立候補表明の時期の検討などの動きが本格化しています。

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