フードロスの問題に取り組む南陽高校の生徒たちが、米ぬかなど「捨てられる食材」を使ったスイーツを開発し、きのう(20日)販売会を行った。

オリジナルスイーツを開発したのは、市の職員と連携して街づくりに取り組むボランティアサークル「南陽高校市役所部」の生徒13人。

発足して4年目となることしは「フードロス削減」をテーマに活動している。
農家や企業の協力を得て米ぬかを生地に練りこんだ「団子」や、リンゴジュースを絞った後に残る果肉を使った「タルト」などを完成させた。

きのうは、南陽市内のカフェ・くまきち農園で1日限りの販売会を開催した。
開店から高校生の活動を応援しようと多くの客が訪れ、高校生が苦労して完成させたスイーツを味わい、満足げな表情を浮かべていた。

「おいしい」
「南陽高校出身なので応援したいと思って、かわいくておいしい」

(南陽高校市役所部3年・梅津大和部長)
「家庭でも廃棄するものを『何かに使えないかな?』と、考えるきっかけになればいい」

南陽高校市役所部は、今後も地域の課題解決や魅力ある街づくりに高校生の視点で取り組んでいくという。

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