秋田県鹿角市の関 厚市長のパワーハラスメントが疑われる言動について、市は21日、職員を対象にした調査の結果を報告した。約3割が「パワハラを受けた」などと答えている。

6月の鹿角市議会で、市の幹部職員が「関市長の言動がパワハラを疑う発言だったと感じている」と話した。

このほか、職員が関市長に大声で叱られている事実も確認され、市は7月に職員を対象に実態を調査し、8月21日に結果を報告した。

調査に回答した257人の職員のうち、約3割が「パワハラを疑う言動を受けた」あるいは「見たことがある」と答えた。具体的には「俺の言うことを聞かないやつは懲戒免職にしてやる」「退職金をもらえなくしてやろうか」など、脅すような発言が挙げられた。

関 厚市長は「内容等が明らかに違うところもあるので精査しているところ。職員の意見があったことは真摯に受け止めたい」と話した。

また、調査を取り仕切った舛屋修美副市長は「市長・副市長などの特別職も対象に含めたパワハラ防止に関する新たな条例の制定に向けて検討したい」と話した。

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