自民党の石破茂元幹事長は23日、9月の総裁選への出馬を巡り「原点に戻って最後の戦いに挑む」と述べた。最後の戦いだと位置づける理由について「もう(出馬が)5回目だからだ」と説明した。「国民の皆さん一人ひとりに誠実に正面から向き合う」と強調した。国会内で記者団に語った。
石破氏は前回2021年の総裁選に出馬せず、河野太郎デジタル相を支援した。地方で自身に期待する声を聞き「一区切り付けたつもりだったが、それに応えるのは政治家の責任だと思った」と話した。
石破氏は24日午前、地元の鳥取県八頭町にある和多理神社境内で正式に出馬を表明する予定だ。この場所を選んだ理由を問われ、子どもの頃に祭で楽しかった思い出があると答えた。
日本経済新聞社が21、22日に実施した緊急世論調査で、次の自民党総裁にふさわしい人を聞くと石破氏は18%と小泉進次郎元環境相(23%)に次いで2位だった。「一喜一憂してはいけないが、2位の支持をいただいているのは本当にありがたい」と話した。
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