参議院岩手選挙区選出の広瀬めぐみ氏は、公設秘書の給与を国からだまし取っていた疑いで、事務所などの捜索を受け、自民党を離党し、8月15日議員辞職しました。

これに伴って行われる補欠選挙への対応について、自民党岩手県連は24日、盛岡市内で対応を協議しました。

この中では、候補の擁立を求める声も上がったものの「道義的な責任を取って擁立を見送るべきだ」という意見が多く出され、県連として候補の擁立を見送る方針を決め、近く党本部に上申することになりました。

自民党岩手県連の岩崎友一会長代理は「擁立しないことが県連としてのけじめのつけ方、責任の取り方だと判断した。政治に対する不信を招くことになり、県連として非常に重い責任を感じている」と述べました。

補欠選挙はことし10月に行われる予定で、立憲民主党岩手県連は候補の擁立を目指しています。

これまでに高知県の会社社長、小田々豊氏(69)が立候補を表明しています。

立民 泉代表「自民党はさすがに候補者を出せない」

立憲民主党の泉代表は京都府長岡京市で記者団に対し、「こんなに恥ずかしい不祥事では、自民党はさすがに候補者を出せない。トラブルを立て続けに起こした人物を擁立し、応援した責任は免れない。政治の体質を変えるためには、立憲民主党が参議院岩手選挙区の補欠選挙で、しっかり議席を担わなければならない」と述べました。

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