岸田文雄首相(自民党総裁)は24日、党派閥の政治資金問題を受けて福島県いわき市で「政治刷新車座対話」に臨んだ。9月の総裁選について「自民党が生まれ変わる姿を総裁選を通じて各候補者に示してもらいたい」と述べた。

政治資金問題に関し「国民に大きな不信の思いを引き起こしてしまった」と改めて陳謝した。「政治の信頼回復とあわせて様々な政治課題で結果を出していく。この両方があってこそ本当の意味で自民党は信頼を回復することができる」と強調した。

首相は14日の記者会見で「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」と述べ、総裁選に立候補しない意向を表明した。

亀岡偉民・党福島県連会長は終了後、記者団に首相から政治資金問題を巡り「この問題が起こった段階で、自分は責任を取らなければならないという気持ちを持っていたと説明があった」と話した。

首相はこれまで熊本、島根、山形の各県で車座対話を行った。党幹部も全国各地で開いており、福島県での開催で47都道府県で実施したことになる。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。