立憲民主党は9月7日告示―23日投開票の日程で代表選に臨みます。迫る次期衆院選をにらみ、目標とする政権交代への道筋を世に訴える好機となります。もっとも同時期にある自民党総裁選に話題を奪われ、すでに埋没の懸念が現実味を帯びます。立民が直面する課題や論点をまとめた連載「立民代表選の論点」を再掲します。

㊤立民、かすむ独自政策 安保・原発など足並みそろわず


再選を目指す泉健太代表は「立民の政策と言われて有権者がパッと浮かぶような柱をそろえなければならない」と党内で説明する。独自に掲げる政策の浸透が欠かせないのに、外交・安全保障政策や原発を含むエネルギー政策、憲法改正での党内の足並みの乱れに光が当たることが多い。打ち出したい独自政策がその陰に隠れてしまう葛藤がつきまとう。…記事を読む

㊥立民「同じ顔ぶれ」脱せるか 進まぬ人材育成・若手登用


代表選にはすでに枝野幸男前代表が出馬を正式表明しているほか、野田佳彦元首相が出馬要請を受け、対応を検討している。民主党政権の中心を担った議員以外としては、再選に意欲を示す現職の泉健太代表のほか、小川淳也前政調会長、西村智奈美前幹事長、重徳和彦氏らを推す声がある。層の厚さを示せるかが注目点となる。…記事を読む

㊦立民の連携、共産か維新か 連合は国民民主と協調促す


代表選後の立憲民主党が日本維新の会や国民民主党、共産党とどんな連携戦略をとるかは迫る衆院解散・総選挙の構図を左右する。連合は立民の共産党への接近に強い不快感を示し、国民民主との協調を促す。維新との関係では、野田佳彦元首相が再登板すれば協調が進むとの分析がある。…記事を読む

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