自民党の総裁選挙で、石破元幹事長は24日地元・鳥取の神社で「38年間の政治生活の集大成として、これを最後の戦いとして原点に戻り、全身全霊で支持を求めていく」と述べ、立候補を表明しました。

立候補表明は小林鷹之氏に続いて2人目です。

河野デジタル大臣は26日の立候補表明を前に「世界的に混迷を深める有事と言ってもいい時期だ。経験をしっかり生かして国をリードしていきたい」と決意を示しました。

茂木幹事長は「総理大臣として日本の課題解決の先頭で頑張ってほしいという大きな期待の声をいただいている。近々決断したい」と述べました。

また小泉進次郎氏は今月30日に表明し、林官房長官は台風10号の影響などを見極めながら表明の時期を判断することにしています。

さらに上川外務大臣は推薦人確保の状況について「いよいよ着地の姿が見えてきたという印象だ」と述べたほか、野田聖子氏は「立候補の意欲は毎日持っている」と述べました。

党内では今回、候補者が過去最多となる可能性も指摘されていて、1回目の投票ではいずれも過半数には届かず上位2人による決選投票にもつれ込むだろうとの見方が大勢です。

ただ2位となる候補者が複数出た場合の対応が定められていないことから今後、総裁選挙の選挙管理委員会が検討することにしています。

一方、来月7日の告示まで2週間を切った立憲民主党の代表選挙では、枝野前代表が先週立候補を表明したほか、再選を目指す泉代表は20人の推薦人の確保に向け、働きかけを続けています。

また、立候補する方向で調整を進める野田元総理大臣は表明する時期などを検討しています。

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