任期満了に伴う大阪府箕面市長選は25日、投開票され、無所属新人で元自民党府議の原田亮氏(38)が、再選を目指した大阪維新の会現職の上島一彦氏(66)らを破り、初当選した。
原田氏は当選確実の知らせを受け、集まった支持者らを前に「一人一人の皆さんの応援が大きなうねりとなり、現職相手に大差で勝利をつかむことができた。重責に身が引き締まる思いだ。公約をしっかり実現できるよう、決意を新たにしていきたい」と述べた。
落選確実となった上島氏は「大変残念な結果となったが私の不徳の致すところだ」と厳しい表情。「継続すべき案件もあるので、引き続き次の市長に実行してもらいたい。私自身は大好きな箕面のために一市民として頑張っていく」と述べ、深々と頭を下げた。
維新公認の現職が首長選で敗れるのは初めてで、次期衆院選や党勢への影響は必至とみられる。投票率は49・98%(前回49・34%)。【鈴木拓也、長沼辰哉】
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