任期満了に伴う埼玉県日高市長選は21日投開票され、無所属で現職の谷ケ崎照雄氏（69）＝自民、公明推薦＝が、いずれも無所属新人の元市議、田中まどか氏（64）＝立憲民主、社民推薦＝と松尾万葉香氏（41）の2人を破って4選を果たした。投票率は45・81％（前回、前々回は無投票、2012年は47・78％）、当日有権者数は4万5617人だった。
谷ケ崎氏は「企業誘致や再開発で税収の見通しがついた」と3期12年の実績を強調。「税収で学校給食無償化などを行い住みやすい市にする」と訴え、新交通手段導入なども主張して逃げ切った。
田中氏は「市民参加型予算の導入」などを掲げ「企業誘致や開発に偏った市政を個人に寄り添う市政に」と訴えたが及ばなかった。
松尾氏は「学校給食・教材無償化」「買い物・通院に困らない移動手段」などを主張したが浸透しきれなかった。【高木昭午】
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