日本に接近、上陸する恐れがある強い台風10号について、林官房長官は26日、「少しでも危険を感じれば、躊躇(ちゅうちょ)せず、早め早めに自らの命を守る行動をとってほしい」と国民に呼びかけた。

強い台風10号は発達しながら早ければ27日の夜遅くに、鹿児島県の奄美地方に最も接近し、28日から29日にかけて、九州南部に上陸する恐れがある。

林長官は26日午前の記者会見で、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置したことを述べた上で「引き続き緊張感を持って、対応にあたる」と強調した。

その上で、国民に対して、「住んでいる地域の避難情報や最新の気象情報に留意いただき、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、少しでも危険を感じれば、躊躇せず、早め早めに自らの命を守る行動をとるようお願いしたい」と呼びかけた。

一方、立候補の意向を固めている自民党の総裁選についても問われたが、記者会見は「政府のスポークスマンとして臨んでいるものだ」として、「コメントは差し控えたい」と述べた。

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