政府は26日、首相官邸で開かれた「能登半島地震復旧・復興支援本部」で、災害対応の司令塔を担う「防災監」(仮称)のポストを2025年度に新設する方針を明らかにした。

 防災監は各省庁や自治体と連携して災害対応にあたる。各省庁の担当者らで定期的に訓練を行い、災害に備える1千人規模の即応体制も確保する方針だ。岸田文雄首相は「能登半島地震の教訓を踏まえ、被災者に寄り添った支援体制の強化、初動対応における連携の強化について、必要な法改正に向けた作業を進める」と述べた。

 また首相は、来月上旬をめどに能登半島地震の復興・復旧に充てる予備費の第6弾の支出を決定するよう指示した。(南有紀)

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