河野デジタル相が26日、“裏金”の返還を主張したことを受け、自民党の政治資金問題への対応が総裁選の焦点の一つになっています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・門脇功樹記者がお伝えします。
収支報告書に記載がなかった資金の返還を求められた旧安倍派の議員は、「あまりにも唐突な発言だ」として強く反発しました。
“安倍派”・衛藤征士郎議員:
我々としては理解できない。河野さんから説明もしてもらわないと。
政治資金問題への対応を巡っては、河野氏より先に出馬表明していた2人も、28日に考えを述べています。
小林鷹之前経済安保相:
簡単に党改革・政治改革を打ち出して、それですぐ回復するほど今回の問題が軽いものだとは思っていない。
石破元幹事長:
(Q. 処分について見直しは?)1回決めたものを覆すのは制度としてあるべきだと思わない。
一方、河野氏の陣営からは「国民は処分が出て終わりだとは全く思っていない」との声が出ています。
この問題を巡っては、「国民へのアピール」と「該当する議員への反発」をはかりにかけて、候補者が対応を決める形になりそうで、今後、立候補を正式表明する小泉元環境相などの発言が注目されます。
――火付け役となった河野氏はどうしている?
27日午後、所属する麻生派の会合に出席しています。
最新情報では、会長の麻生副総裁は河野氏を「同志としてしっかり応援していきたい」と表明し、「縛り上げるつもりはないが、なるべく一致させてもらえれば、これに勝るものはない」と述べました。
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