当選確実となり万歳三唱する逢坂伸子氏(中央)=21日午後、大東市大野

任期満了に伴う大阪府大東市長選と同市議選(定数17)は21日、投開票された。市長選は無所属新人の元市高齢介護室課長の逢坂伸子氏(56)が、無所属新人の元市立中学校教諭、松浦哲朗氏(71)=共産推薦=と大阪維新の会新人の元市議、石垣直紀氏(58)を破り、初当選した。当日有権者数は9万6024人。市長選の投票率は39・70%(前回38・68%)。市議選も続々と当選者が決まった。

人口減少時代で住民サービスを維持しつつ、いかに市を発展させるかが主な争点だった。逢坂氏は市職員としての34年の経験を強調し、市民が参画しやすい市政を目指すと訴えた。

午後11時過ぎ、逢坂陣営に当選確実の一報が入ると、支持者が喜びを爆発させた。逢坂氏は「市民と一緒に取り組む市政にしていく。大東市をもっと元気にしていきたい」と述べた。

維新が同市長選で初めて擁立した公認候補で財政基盤の強化を訴えた石垣氏と、教員の負担軽減などを主張した松浦氏はいずれも及ばなかった。

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