自民党の茂木敏充幹事長（68）は、自民党総裁選（9月12日告示、27日投開票）への立候補を表明する記者会見を9月4日に開く調整に入った。翌5日には政策発表会見を検討している。台風10号の影響を考慮して最終決定する方針。党関係者が30日、明らかにした。
茂木氏は29日には、岸田文雄首相と首相官邸で会談し、出馬する意向を伝えた。関係者によると、首相は「茂木さんが前向きな決断をされるなら頑張ってほしい」と応じたという。
茂木氏は東大卒、米ハーバード大大学院修了。大手コンサルティング会社勤務を経て1993年に初当選した。経済産業相や外相など要職を歴任し、岸田政権で3年近く幹事長を務めた。総裁選への挑戦は初めてとなる。
総裁選への出馬を巡っては、林芳正官房長官（63）が9月3日、小泉進次郎元環境相（43）は6日、高市早苗経済安全保障担当相（63）も9日に表明する方向だ。【加藤明子】
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