吉村洋文氏=大阪市中央区の大阪府庁で2024年6月14日午後2時44分、村上正撮影

 日本維新の会の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は30日、パワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された兵庫県の斎藤元彦知事について、政党として辞職などを求めるかどうかの判断に「1~2週間」を要するとの見解を明らかにした。

 斎藤知事は、この日の県議会調査特別委員会(百条委)に証人として初めて出席、疑惑に関する質問に答えた。

 吉村氏は斎藤知事の百条委での説明を注視し、その上で党としての対応を県議団(兵庫維新の会)と協議する方針を表明。説明が尽くされていないと判断した場合は、不信任決議案や辞職勧告決議案を提出する可能性を示唆していた。

 吉村氏は30日、報道陣に「県民や我々から見て納得できる(説明)かが重要」とし、斎藤知事が説明責任を果たしたか否かの判断は「1~2週間のスパンで考えている」と述べた。

 維新は2021年の知事選で、自民党とともに斎藤氏を推薦。兵庫維新の会は31日に神戸市内で日本維新の藤田文武幹事長らと面会し、今後の対応を協議する。【藤河匠】

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