自民党は30日、全国で開催してきた「政治刷新車座対話」で出された意見のとりまとめを公表した。
車座対話は、3月22日に石川県で初めて開催されてから、8月24日までの間に合計63回開催。岸田首相や茂木幹事長らが、各地方で直接党員らに聞き取りを行った。
自民党の派閥の政治資金問題に対する出席者の意見は、「処分が甘すぎる。誰も責任をとっていない」、「税金に対して、民間は脱税など厳しく罰せられる。政治家にも同様に厳罰化を求めたい」、「政治資金パーティーでの資金集めは全面禁止としなければ理解が得られない」など、厳しい声が相次いだ。
また、「首相ばかりが孤軍奮闘しているように見える。首相の露払いがいないからだ」といった意見や、「派閥の解散について対応がバラバラ、統一した立場を取ってほしい」といった意見なども出された。
自民党は今後、出された意見を踏まえた上で、党改革などの議論を行っていく方針だ。
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