◆「どの程度の血中濃度で健康被害が生じるか未解明」
伊藤信太郎環境相(資料写真)
環境省によると、要求のうち大半の4億1000万円は、暫定目標値を超えるPFASが水道水から検出された地域で摂取防止策を調査するための費用などとしている。このほか、PFASを含んだ泡消火剤の在庫量や海外の規制状況を調べるために5000万円を計上した。 血液検査に関しては、全国の平均的なPFASの血中濃度の測定は継続するが、汚染地域に絞った調査は実施しない。伊藤信太郎環境相はこの日の閣議後会見で「現時点でどの程度の血中濃度で健康被害が生じるか、明らかになっていない」と述べた。 汚染地域での血液検査は、米軍横田基地を抱える東京・多摩地域の住民団体などが求めていた。(松島京太) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。