新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は11月の市長選挙に3選を目指し出馬する意向を表明。原発の再稼働問題を市政の最大の課題として掲げています。
9月1日、自身の後援会の会議に出席した柏崎市の桜井雅浩市長が表明したのが…
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「次の4年間も皆さんとともに担わせていただきたい」
11月に予定される市長選への出馬です。その決断の背景として桜井市長は…
【東京電力 小早川智明 社長】
「6・7号機再稼働後、2年以内に1~5号機廃炉を含む最適な電源構成の道筋をつけたいと考えている」
柏崎市刈羽原発7号機の再稼働の条件として東電に提示していた7項目について、廃炉計画を含む回答が得られたことを挙げています。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「『再稼働したい』という要請が(東京電力から)あった場合には『分かりました』と言える環境が整った」
このとき東電による再稼働を容認する考えを示していた桜井雅浩市長。支援者を前に、改めて原発の再稼働の必要性を強調します。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「再稼働の意義を認め、当面の間、日本にとっても、柏崎市にとっても原子力発電所の再稼働は必要だということを表明。その一方で、再生可能エネルギー、カーボンニュートラルにも力を入れていく」
ただ、花角知事は約11年もの歳月をかけた県による3つの検証が終わってもなお再稼働に関する自身の考えを表明しておらず、県民の意思を確認する時期・方法も不透明なままの状況が続いています。
【柏崎市 桜井雅浩 市長】
「時間をかけることだけが安全性を求めるということではないということを実感している。判断される時期に来ていると考えている」
残りの任期2年ほどの間に判断できるタイミングが来るとの認識を示す花角知事に、まずは原発が立地する柏崎市が市長選という形でその意思を示すことになります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。