自民党安倍派で座長を務めた塩谷立元文部科学相(衆院比例東海、自民党離党)は、次期衆院選に立候補しない意向を固めた。党関係者が4日明らかにした。
塩谷氏は、政治資金パーティー裏金事件を受けた党の処分で離党勧告処分となり、4月に離党した。
離党時の記者会見では、党の処分に対する不信感を示した上で「こういう形で終わることは納得がいかない」として、次期衆院選への出馬に意欲を示していた。ただ、関係者によると、地元の厳しい声や選挙情勢などを鑑みて、不出馬の意向を固め、地元関係者に伝えたという。
塩谷氏は1990年初当選の当選10回で74歳。文科相や党総務会長、選対委員長などを歴任した。【遠藤修平】
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