自民党の茂木敏充幹事長の会見要旨は次の通り。
【決意】
新しい政権では目標を掲げ、チームを束ね、結果を出す。5日から幹事長権限を総裁の岸田文雄首相へ移す。
【派閥裏金事件】
関係議員の次期衆院選での党公認は、選対本部で厳正に判断する。
【政治改革】
使途公開不要の政策活動費は廃止。具体的に見ていけば公開できると判断した。明らかにできないような資金は今後使わない。政治資金パーティーの収益は事業収入として税金を納めるよう法改正をする。
【経済】
成長戦略による税収アップで財源を確保し「増税ゼロ」を実行する。3年以内に結果が出なければトップが責任を取る。半年以内にデフレ脱却宣言できる状況にする。
【防衛増税】
防衛増税と子育て支援金の保険料の追加負担それぞれ1兆円分は停止する。防衛力強化と子育て支援は継続する一方、税収や税外収入の伸びで数兆円単位の財源は確保できる。国民の負担増への不安を解消する。
【金融所得課税】
正しい方向性だと思わない。貯蓄から投資への流れに逆行する。
【選択的夫婦別姓】
世論や国会の議論の動向も踏まえ、さらなる検討を進めたい。
【多額の資金移動】
これまでも適法に対応してきた。疑念を受けてはいけないので、来年度からは私の政治団体から後援会に寄付することはしない。
〔共同〕
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