木原稔防衛相は4日、オーストラリアを訪問し、南東部メルボルン近郊でマールズ国防相と会談した。防衛省によると、両国がそれぞれ進める長射程ミサイルの配備に関して連携していくことで合意した。豪州の良好な訓練環境を活用して自衛隊の発射訓練を行うことなどについて検討する。

木原氏は中国の軍事活動活発化を取り上げ、先月の九州沖の領空侵犯について説明。両氏は力や威圧による一方的な現状変更の試みに連携して対応していくことを確認した。共同訓練の拡充、米国を交えた3カ国防衛協力の推進も改めて申し合わせた。

握手する木原稔防衛相(左)とオーストラリアのマールズ国防相=4日、豪メルボルン近郊(豪国防省提供・時事)

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