立憲民主党の代表選挙への立候補を表明した野田佳彦元首相は6日、自民党の小泉進次郎元環境相が新たな首相・総裁に選出された場合、早期に衆院の解散総選挙を行うと明言したことについて、「論戦したくない人ほど早く解散するのではないか」とけん制した。

小泉氏は6日、自民党総裁選挙への立候補を正式に表明し、選挙について「首相・総裁になれば、できるだけ早期に衆院を解散し、国民の信を問う」と述べた。

これに関し、野田氏は記者団に対し、「論戦したくない人ほど早く解散するのではないか。本音が明らかになったのではないか」と述べた。

また、小泉氏が政党から議員に支給される政策活動費の廃止などの政治改革を打ち出したことについて、「何で声を上げなかったのか。今ごろ何を言っているのだという率直な感じだ」と批判した。

一方、野田氏は、7日に告示される立憲の代表選挙で、現職の泉健太代表が立候補を表明したことについて、「枝野さんとの一騎打ちではあまりにも切ないし、精神衛生上あまりよくない。現職が出ることは望ましい形だ。ホッとしている」と述べた。

その上で、「同じ党の仲間たちと良い議論をして盛り上げていき、自民党の総裁選挙に埋没しないように頑張っていきたい」と意気込みを語った。

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