来年夏の参議院選挙をめぐり、候補者の公募を行った自民党新潟県連。9月6日、各支部への意向調査などをもとに選挙対策委員会が開かれ、候補者の選定へ議論しましたが、結論は先送りとなりました。
■自民党県連 イメージ刷新へ参院選候補者を公募
6日、自民党県連が開いた選挙対策委員会。来年行われる参院選新潟選挙区の候補者について話し合いました。
【自民党県連 小野峯生 選対委員長】
「色々と公募のことについて意見聴取をしてまいりました。(党本部への)上申についてどうするか、忌憚なるご意見等々をいただきたい」
立憲民主党の打越さく良参院議員が改選を迎える来年の参院選新潟選挙区。
前回出馬した塚田一郎氏が衆院議員にくら替えしたことで自民党は候補者が空白となっていました。
政治資金問題を背景に、党の支持率が低迷する中…
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「開かれた形の中で、いま自民党というのが非常に低調で信頼が失墜している状況の中、広く一般に募るということ」
県連は党のイメージを刷新する狙いもあり、公募で候補者を決めることに。
最終選考には、元競泳選手でオリンピックメダリストの中村真衣さんのほか、県連会長で全国比例選出の佐藤信秋参院議員。上越市議の安田佳世さん、前加茂市最高戦略責任者の市川恭嗣さんの4人が残り、8月に意見発表会が開かれました。
■地域支部の半数近くが中村真衣さん支持も…
そして、各地域支部への意向調査を行った結果、地域支部の半数近くが中村さんを支持。次いで佐藤議員の支持が多く、県連一任とする支部も見られたということです。
【自民党県連 中村康司 総務会長】
「支部の意向は一番大きいと思う、どう考えても」
「スポーツ振興に尽力し新潟を元気にしたい」と話しているという中村さん。8月の意見発表会では…
【中村真衣さん】
「いま逆風の中ではあるが、私自身、自民党の皆様と一緒に闘っていければという思いもきょうお話させていただきましたので…」
9月6日の会議では地域支部の意向調査の結果が報告され、支部の意向を汲むとみられていましたが…
【記者リポート】
「議論開始から4時間近くが経ちました。議論が紛糾し、会議が終わりません」
「支部の意向を尊重すべき」という意見と「政治経験などを重視すべき」とする意見が真っ向から対立。議論は平行線のまま、結論は先送りとなりました。
【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「早めに結論を出して、しこりの残らない形で一体となって県連が取り組んでいけるようにという意見は皆さん一致していたので、その方向で来週決まっていく」
県連は来週、再び選挙対策委員会を開き、候補者を決める予定です。
参院選には現職の打越参院議員が立憲民主党の公認候補に内定しています。
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